Community Design

風景づくりまちづくり

東日本大震災でも、熊本地震でも、能登半島地震においても、その地に入ると部外者である私は、残された被災地の風景の美しさに感動を覚えることがある。確かにそこには建物や農地、まちと人々の生活に背後の自然が重なった美しい風景があった。風景は、人それぞれで、遠くの山や森だったり、海や川だったり、田や畑、商店街、祭りや神社など様々である。それは、いつしか見慣れた風景となり、災害などで突然今までの生活が失われて初めてこれまで生活を送ってきた風景を思い出す。災害発生直後、人々の生活環境を維持し、生活の復興を目指すこと、それは我々建築家の役目の一つである。しかし、人々が求める復興のかたちは、コンクリートの団地の中のコミュニティではない。復興へ人々が進み始めたとき、風景や景観の復興を掲げ、コミュニティへ関与するのも建築家の役目だと思う。そのヒントがここにはある。気仙沼鹿折地区の人々は、災害を乗り越え、次のまちづくりに取り組んでいる。このプロジェクトは、そんな方々とのお付き合いの中で生まれてきた。私たち部外者ができることには限りがあり、対話を重ね、スケッチを描いた。「ゆっくり急げ」(ラテン語:Festina lente フェスティナ・レンテ)は、ヨーロッパで古くから用いられている格言で、「良い結果により早く至るためにはゆっくり行くのが良い」、または「歩みが遅すぎても求める結果は得られない」を同時に意味する言葉(Wikipedia)であるが、主体は地域の方々であり、建築家としての地域の方々をどうエンパワーメントできるのか、迷いながら進めている。

設計 株式会社 SHA一級建築士事務所
用途地域
構造/規模
法定建蔽率/
法定容積率
敷地面積
延べ面積
設計協力
施工
写真

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