SHA シゲルヒラキアーキテクト 一級建築士事務所

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Cost & Flow (住宅作りについて)

住宅設計にあたっての考え方

住宅は、住む人の生活と環境との調和が大事だと思います。大自然の中ではもちろん、たとえ都心であっても、壁で囲って閉じてしまうのではなく、風や光の変化を感じられる住宅を設計したいと思います。
住宅は、環境と住人の間にあり、暖かく、涼しく、過ごしやすくあるべきです。
「和風」とか「洋風」とか「モダン」などのどんなスタイルにもこだわりはありません。私たちは、スタイルの問題ではなくもっと自由に、過去の知恵や新しいアイデアを現代生活に翻訳することがデザインだと思っています

 

 

住宅の建て主へのメッセージ

住宅は、建て主の生活スタイル、考え方、周辺環境,コストの条件により様々で、その建て主にマッチした住まいは、オンリーワンのはずです。住宅を取り巻く諸条件に柔軟に対応しつつ、生活を楽しめる住まいのイメージなりコンセプトを大切にしたいと思います。双方で「これしかない」という提案を共有したいと思います。お金の問題、施工の問題、色々な問題の中でメリット、デメリットをとことん説明します。その上で、お互いが納得して進めることが必要です。単なるデザインのよし悪しを超えて、そのことが豊かな住まいを実現することにつながるのだと考えています。土地のこと、住宅のこと、資金計画のことなどわからないことは丁寧に説明、アドバイスします。

 

 

SHAの立場

私たちは、設計をするだけでなく、建て主と工務店との間に立つ第3者として、住宅作りという一代プロジェクトの推進役であり、アドバイザーでもあります。相見積による適正なコスト算出と、最適な工務店の選定のお手伝いを始め、建て主に代わって、又は建て主を守る建築の専門家として我々は、コスト管理、構造の安全性の確認などの設計監理業務をしっかり行います。

Cost (住宅作りの費用)

トータルコスト
トータルコストは、基本設計決定時に条件や要望に応じて全ての費用を含んだ概算予算計画として提示します。トータルコストの内訳として、工事費概算、引越し、祭事費、税金、役所関係の手数料など必要な諸費用とともに設計料も明示します。その上で、設計監理契約を締結します。同時に、全体スケジュールもお知らせします。資金計画のご相談もお受けします。

住宅の建設費は、一概には言えませんが、構造形式で分類すると30坪前後の住宅の場合おおよそ

 

1木造およそ坪50万から70万円、もちろんローコスト住宅もお受けいたします。

 

2鉄骨およそ坪70万円から、軽量鉄骨造で、木造並みにコストを抑えた事例もあります。

 

3鉄筋コンクリートおよそ坪80万円から、
(但しいずれの場合も建物の設備や要求性能や機能の考え方によってコストを抑えることは可能です。)

 

 

設計監理費
設計監理費を個別にはっきり見える形でご請求します。これはあらゆるコストについても同様で、霧に霞んだハウスメーカーの見積とは違います。工務店と建て主の間にたつ我々の立場が透明性を保つ所以です。

 

1設計料のご請求は、出来高制です。業務の区切りごとに請求いたします。
概算予算提示時におおよその請求時期をお知らせします。確認申請費は、敷地条件、役所との折衝により
まちまちですなのでプロジェクトにより別途清算です。一般的には、30万~40万円ほどです。

 

2打ち合わせや設計監理の為の交通費は、別途清算です。
これは、現場に行かない方が得のような料金体系にしたくないことと、清算書で目的と日時などを
明示することで、私たちがどれくらい現場に行っているか建て主さんが把握していただくことにもつながります。
建物の安全性を第三者の眼で監理します。私たちは、「現場」と「打ち合わせ」に熱意を持って取り組んでいます。
ご理解ください。

 

3高度な設備設計が必要な医療施設など設備設計を外注する場合は別途費用がかかる場合があります。
住宅の設計監理費の一例です。工事費2000万の場合(木造で30坪前後)の新築住宅の例
(工事金額が増えると設計料の割合は小さくなります)

 

木造の場合 10% 別途、構造設計料は40万前後、
鉄骨造の場合 13% 別途、構造設計は、難易度により40万から
鉄筋コンクリート造の場合 13% 別途、構造設計は、難易度により40万から


在来木造小住宅など、外注費である構造設計料が不要な場合もありますが、
信頼する構造者の第3者の目で設計監理することは、構造安全性を向上させることが出ます

Flow (住宅作りの流れ)

トータルコスト
住宅の完成まで設計を始めて見積提出まで通常4ヶ月~半年、工事に4ヶ月から半年、合計8ヶ月から1年前後の時間がかかります。建て主さん一人が、土地探し、工務店探しまで行うのは難しく、我々専門家がプロジェクトを進めるアドバイスをします。お気軽にご相談ください。
最初にお話しを頂いてから、住宅の完成までのおおよその工程は以下の通りです。
大きくⅠ)~Ⅳ)の4つのステップに分類され、それぞれを細かく設計と工事のステージ(AからG)に分類しています。

 

一般的な住宅の完成までのスケジュール Project Schedule(Planning Design and Construction)

表

設計料と、工務店への工事費支払い分割回数,支払い金額は融資計画に沿って、時期と額を調整できます。

 

 

具体的な設計工程は以下のようになります。

1 基本設計期間土地が未定の場合、土地探しからお手伝いします。建物の方向性を決める大事な期間です。

基本設計 A1 土地探し 不動産会社、不動産物件探しのお手伝いをします。
  現地視察を行い、希望の建物が建てられそうか助言します。
  候補地での建築プランを提案します。
A2 候補地の絞り込み 融資・資金計画の相談、助言
  周辺環境の簡易市場調査(商業、医院建築などの場合)
  設計者の立場から土地の評価・建設条件の確認
  概算建築予算提示(建築費・設計費・諸経費等)
A3 土地決定 不動産契約に立会い等
  細かな建物への要望確認のための打ち合わせ
  模型・パース・図面等によりイメージの共有を図ります。
B1 建物の基本プラン提案 納得頂くまで何度でも基本設計案を提案します。
B2 基本設計決定 基本提案の合意後、設計監理契約の締結、初めて設計料を頂きます。
  展開図、設備図など詳細図、模型・3Dパース等の作成、打ち合わせ
  ショールーム、サンプル、作品例の紹介、見学等
 

 

2 実施設計期間設計案を練りながら、建て主さんと私どもで、空間とコンセプトを共有し育てます。

実施設計 C1 実施設計 詳細設計、材料、設備機器確認
C2 見積もり図面の作成 見積もり図面の作成
D1 相見積もり 適正工事価格の判別のために3社以上の工務店に見積もり提出します
D2 見積もり調整 予算調整、予算配分の見直し、必要に応じて設計変更で調整します
D3 工務店決定 工務店の作品見学、評価、技量の確認をして、工務店選定の助言をします。
  実施設計、詳細設計の継続、確認申請提出
  工事請負契約の内容チェック、契約の立会い等
  法定検査、性能評価等各種検査申し込み
 

 

3 工事期間工務店と2次元の図面を形にしてゆく作業です。最もエキサイティングな期間です。

工事期間 E1 着工 工事監理が始まり、業者との定例会議を重ねます
E2 上棟まで 骨組みが出来上がったら、部屋の広さ等お施主さんに確認してもらいます。
F1 仕上げ工事 工事中の現場で、設備、仕上げの最終発注前に最終確認をしていただきます。
  ショールーム、現物サンプル等の確認
  法定、各種検査
F2 完成 工事監理の終了
 

 

4 アフターケア期間生活が始まり、住宅が住まいになります。メンテナンスされ長く愛される建物でありますように

アフターケア期間 F3 引渡し 建物と、設備機器の取り扱い説明
  登記手続き、引越しに際しての助言、紹介等
G1 定期検査 1年検査、定期検査の実施、メンテナンスの助言、メンテナンス計画の助言
G2 アフターサービス 必要に応じて改装などのご相談
  メンテナンス メンテナンス計画、立会い等